金融機関の選び方
消費者金融(消費者ローン)でお金を借りるとなれば、金融機関を慎重に選びましょう。
まず一番に考えたいのが「金利」。ほんの少しの金利差でも、支払う利息は変わってきます。少しでも安いところを選ぶようにしましょう。金利が安いところは、審査に時間がかかったり、厳しかったりとします。
逆に、「即融資」などと審査が甘いところは、金利が高くなる傾向があります。金利とリスクは比例するといわれています。貸し倒れなどのリスクが高い時は金利も高くなり、リスクが低い場合は金利も低くなります。
手間を惜しまずにきちんと審査を受けて、0.1%の金利でも安い所を選びましょう。
また、「返済方法」もしっかりとチェックしてください。これから毎月、お金を返済することになります。1日も遅れることなく、滞ることなく返済していかなくてはいけません。手間がかかるために、つい返済が遅れたということがないように。特に返済(入金)が出来るATMが身近にあるかをチェックしておきましょう。お金の返済というのは、気が重くなるのも当然です。返済するために、わざわざ遠くのATMに出向くとなると、更に返済が億劫になってしまいます。普段の生活圏で、気軽に返済できる環境を作ることが大切です。
また「会社選び」も慎重に。「改正貸金業規制法」が平成19年12月に施行されました。これは消費者の立場にたって、上限金利や貸付の規制が改正されるものです。具体的には、平成22年6月までに上限金利は15~20%までに規制されることになります。
現状の実質的な上限金利は29.2%であり、多くの消費者金融が27%程度で貸付をしています。この金利を今後は引き下げなくてはいきません。消費者金融会社にとっての利益はこの利息になりますので、今後は利益が大幅に減っていくことになります。
となると、会社によっては経営難になったり、会社の統合が進んでいくことになるでしょう。借入れや返済は長期間の付き合いになります。出来るだけ経営が安定している会社を選びたいものです。
間違えても「ヤミ金融」と呼ばれるような、貸金業登録がされていない業者を選ぶことのないように。「ヤミ金」は高金利だとばかり思っていてはいけません。中にいは、低い金利を打ち出している業者もあります。そのような金利の安さだけで飛びつかないようにしましょう。
金利や利便性を細かく比較して利用する会社を選びましょう。ヤミ金融を避けるのはもちろん、経営の安定した会社を選ぶことも大切です。