返済が遅れそうなときは

消費者金融(消費者ローン)などに支払うべきお金は、借り入れたお金の返済(元金と利息)ともうひとつ「遅延損害金」というものがあります。

これは、返済期限に返済が出来なかった時に、返済が遅れた分だけ支払うお金です。お金を貸している側から見ると、約束の日にお金を返してくれないわけですから、損害補償としてお金を請求することができるのです。

この遅延損害金は、法律上認められており、返済が遅れたらこの遅延損害金を払わなくてはいけません。

遅延損害金は、返済が遅れると知らない間にかかることもありますので、1日も返済を遅らせないことが大切です。また、この遅延損害金は、利息よりも支払いが優先されます。もしこの損害金が発生していたら、返済したお金は、まず遅延損害金に充てられ、残りを利息に、そのまた残りを元金にといった具合になります。ですので、遅延損害金が発生してしまうと、更に元金の減り方が鈍くなります。返済期日は守るのが鉄則です。

とはいっても、他からの借入れやキャッシングでお金を用立てて返済をするのであれば、期日を守っても同じことになるのですが……。

こんな時は、他からお金を借りて多重債務になることがないように。まずは、借入れ先に相談して、その月の支払いは利息だけにしてもらいましょう。返済しているお金は、元金部分と利息ですが、この利息部分だけを支払うのです。

当然、元金は減りませんので、返済期間が長くなりますが、新たに借入れをするよりかはマシです。とはいっても、何か月も続けることはできませんよ。

「数社からの借入れがあり、支払い日と返済金額ばかりを確認し、ここからお金を借りてこちらを返済。そして、10日後には違う会社の返済日だから……」などと自転車操業にならないように、借金の支払いを最優先にし1日でも早く返済してしまいましょう。

借金は自分のお金でなく、他人のお金だという意識を持って、借りたお金を返すことが大切です。生活費より返済のほうを優先して、何が何でも返済するというくらいの意気込みでないと、借金は減りません。

逆に、これだけの意気込みがないと、お金を借りるのは危険だということです。

不動産豆知識